2012年8月10日、消費税が参院本会議で賛成多数、可決されました。
このタイミングで可決されたのは、個人的にはこのお盆の5連休前の今しか無かったんだろうなーと、変な勘ぐりをしてしまいます(笑
休み中ってニュースあんまり見ないですもんね。実際、このタイミングはこれ以上なく、すばらしい(ずるい)んですけどね。
さて「消費税が上がると住宅の駆け込み需要がある」とはドコでも聞く話ですが、実際にどの程度の影響があるのか、調査をしてみました。
まず家づくりで必要な費用で消費税がかかるのは、
・建築費用
・設計料
・司法書士の費用
・住宅ローン手数料
・土地の仲介手数料
らしいです。ちなみに、土地の購入には消費税はかかりません。
計算しやすいように全部で3000万円(土地:1000万、建物:2000万)の場合で考えてみます。
一般的なハウスメーカーで、30坪前後の家だとしてこんなもんだと思います。
その場合、
・設計料が200万
・ローンの手数料が3万円
・土地の仲介手数料が36万円(1000万の3%+6万円)
・司法書士の報酬10万円(普通このくらいらしい)
ぐらいになります。
それをベースに計算して、下記のようになります。
5%(現行) | 8%(2014年) | 10%(2015年) | |
建物代 | 100万円 | 160万円 | 200万円 |
設計料 | 10万円 | 16万円 | 20万円 |
ローン手数料 | 1,500円 | 2,400円 | 3,000円 |
仲介手数料 | 18,000円 | 28,800円 | 36,000円 |
司法書士報酬 | 5,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
合計 | 1,124,500円 | 1,799,200円 | 2,249,000円 |
差額 | 674,700円 | 1,124,500円 |
つまり、あと2年以内に買わないと、今より約70万円ほど値上げとなる計算になります。
「3000万の費用の中で70万円上がったところで・・・」という声も聞こえてきますが、
よく考えてください。70万円アップって、毎月1万円上乗せで返しても5年以上ですよ!
と、煽ってみましたが、住宅メーカーでもないので何の得もありませんが(笑
さらに1年後には110万円。
毎月1万円上乗せで毎月(略
ちなみに、前回の消費税値上げ(3%から5%)の時の話になりますが、値上げの半年前までに請負契約を済ませていれば、引き渡しが値上げ日以降でも、前の税率が適用されるんだそうです。
今回の消費税アップの日付が2014年4月1日からですが、実際には、2013年9月30日までに請負契約を完了しておく必要があります。
あと1年と1か月くらいですね。
もしそれを過ぎると、中間金の支払いとかも8%計算なんだそうですよ。
請負契約を済ませるまでに、なんだかんだと2か月くらいはかかりますし、いろいろハウスメーカーとかを見て回るとなると、さらに2か月くらいは必要です。
猶予はあと9か月!
家を建てるか建てないかはあなた次第ですが、どうせ建てようと思っているなら、今じゃないでしょうか。
(みんなそう考えているから駆け込み需要があるんでしょうが。建築業界は、この一年はおいしいかもですね。)
マンションとか、建売の場合は少し変わってきますが、もし要望があれば計算してみます。
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